こちらは藤沢造園株式会社の公共事業の理念のページです。
電車や車で移動している最中に、ふと窓からの景色を見ていろいろなことを感じるときがあります。
ある場所では高層ビルや人工の光に圧倒され、またある場所では花の色や紅葉の豊かさに心をひかれたりします。私は弊社の所在地である神奈川県横浜市を中心として神奈川県内ときには東京都にも仕事で行く為、都市部の色や空気等を五感で感じる機会が多々あるます。そのとき考えることは、どんなに発達した場所でも近隣に「緑」が無い場所は少なく、逆にのどかさを感じる場所でも近隣に「人工物」が無い場所を探すことは難しいことで、人間と自然が共存しているのが都市部であり、バランス良く共存して欲しいと願っております。
弊社は会社設立以来50年超、様々な仕事を経験させて頂き、また現在も様々な仕事をさせて頂いております。公園整備、緑道整備、街路樹の植栽・剪定、高速道路及びサービスエリアの樹木の剪定及び除草、屋上緑化、etc...。これらの仕事の中で何かを感じたり、考えることが多かった仕事は「公園整備」と「街路樹」だと思います。
まず「公園」とは近隣の子供からお年寄りまで幅広い年代の方々が憩いや親交の為にご利用になる場所です。私が初めて公園工事をした時、工事に関する文献や施工書等を良く勉強してから仕事に入りました。遊具の設置○○cm以上○○cm以下、排水勾配○○%~○○%、出入り口の幅○○cm以上○○cm以下、etc...。工事現場をいかにこれらの規格内に収めることを一番に考えていました。
工事が進むにつれ、土の掘削の最中に近隣の方が散歩で通行したり、遊具の設置の際に遠巻きに子供が「じーっと」見ていたり話しかけられたりしました。もちろん安全対策にも気を使い、柵や案内板を設置してありましたので、その時は「なぜ見ているのだろう」ぐらいにしか考えていませんでした。その後工事が完了し、入り口の柵を撤去してから子供が10名位、大人が5名程公園内に入ってきて遊んでいるのを見て「○○cmや○○%はただの数字ではなく、子供や年配の方々が安全に利用できる規格なんだ」ということに初めて気がつきました。
また、「街路樹」は道路環境の保全や歩行者に日陰を提供することが目的で植えられています。私は公園と同様、利用する人のことを考えず、歩道又は道路同士との境界線の役割だと考えていました。
現在では私は危険がなく、確実な仕事をすると共に「工事完了後にはどういう人が利用するんだろう」や「この仕事は何の目的で行うのだろう」ということを考えながら仕事に取り組んでいます。
また、以前手がけた工事箇所に鳥やセミ等の昆虫が休んでいるのを見て、人間の文明と自然とのバランスが大事であるということを感じております。
横浜市の小学校校庭の芝生化工事、公共施設の緑化工事、公園遊具整備、街路樹保守等、地元横浜市の造園施工管理会社ならではの公共事業の経験が多数ございます。公共事業施工事例はこちらです。